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Channel: 生きていく美容皮膚科
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アホやなぁ

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ココ10年くらい、

ヒアルロン酸注入だのボトックスだの
糸だの、結構うちでは色々やっている、

時々皮膚科の女医さんがウチに来て
手技を覚えたい、と言うんだけど、

モニター( 要は練習台 )は自分で
連れて来なさいよ、と言って
どいつもコイツも  
連れて来た試しはない。
手技は場数だ。

 お金払ってやって来るウチの大切な
お客さんを練習台にする訳にはいかんのだ。

その場で
連れてキマスのひとこともない。
その時点でその程度の熱意だ、

もうイイや、かまう事もなかろうと、
アタクシそっぽを向いてしまう。

ちょっと顔の表面に注射するだけだ。
それでもビビって
教えてちょーだいオシエテチョーダイ、だ

外科系ではもっとややこしい、
失敗すれば
重篤な合併症を起こす手技は山盛りある。
教える方も教えられる方も薄氷を
踏む思いの時がある。
 
 本を何百回読んでも一回の経験にしかない事もある、アスリートが何百回と練習して素晴らしい
パフォーマンスを見せるように、
医者の手技は場数を踏まないとあかん。

理論と経験が縄の様に絡まり
良い結果がでる、 

AIが出来たら医者なんか要らなくなるなんて
したり顔で言う連中は、
そういった何度も反復し勘どころを
研ぎ澄ませて見せる仕事に出会った事が
ないのだ。 

だから、畏敬の念なく、
切って捨てるような言葉を吐く。

ましてや、この手の医療世界を知らない人が
脱毛だけと割り切らず
美容クリニックを作ると大概失敗する。

脱毛だけは別で唯一IT化して
もっともフランチャイズ出来る部門だ。
ココは大手がやっていける部門だ。

いろんなオーナーさんが売上が上がらない、
そもそも、言う事普通に聞いて、ちゃんと
売り上げてくれる医者がいないと、嘆く。

そんなセンセなら自分で( 開業)しますがな。

アホやなぁ。

アベノミクスが、初期は経済成長の
3本の矢として医療をあげていた事があったが、

今はコソッとも言わんやろ、

神戸のインバウンド用外科病院で
死亡事故が相次いだ、
不確実な人の手を煩わせる医療本体は
莫大なカネを産む産業にはなり得ない。
きょうび、一発失敗したらアウトやねん。

むしろ、他国に売れる医薬品機械、こんなのを
どれだけ開発出来るかなんだ。

ノーベル賞学者を寄付金目当てで
チャリティマラソンさせる国に
そんな僥倖、あると思えないよ。

良い頭、努力もできる人材を粗末にして…
アホやなぁ






















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