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Channel: 生きていく美容皮膚科
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元祖シャネルはゆるふわ金持ち女なんかおキライ

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以前の映画ネタ、


フランス人の美術に対するケジメの

つけようは大したものだ、

それと美に対する、” 尊大さ"も。

すなわち、

オレたちが美しいと思ったモノは

ヨソが何を言おうと美しい、

美のオレ様番長なんだ。

そして、

その感性を人格まで体現したのが

ココシャネル、彼女だろう。


映画、評伝、色々出ているが

美を目指すオンナなら見聞きした方がいい。


孤児院上がりの少女がハイブランドの盟主に

成り上がるまでの道のりは並大抵ではない

本人は弱点をさらけ出すタイプではないので

不都合な事は隠れていると思う、

映画にあるように、

力のない若い間は男の愛に頼りながら力をため、

実力を磨き、男から得られるものは吸い尽くすタイプ

の人だ、吸いとったら次の男へ。

実際、過剰な装飾を剥ぎ取ったストイックな

ドレスはイギリス男から学んだんやろ。

反面。

たまたま、ええ家に生まれたから、

また、恵まれた容貌だけで

男の愛玩物のみに収まっている女達に

対する軽侮は

あからさまに出しているのが彼女なのだ。


オリジナルブランドシャネルは

軍供出のジャージ生地からでも

構成の美しさがあり、動き易く、

第一次世界大戦事、戦場に出た

男達の代わりに" 働く女"をコンセプトにした時点で

新しい時代をみずから作ったと思う。


実用の美 なんや。原点はさ。

それとご本人の少年っぽい身体的特

活動的な所作、生き方全てを

“ コレが新しいのよ!"と押し出して

勝ちにいけた所が奇特なんや。


まぁ 働く女でもハイヒールモモコなんかが、

着てるのを見たらご本人どう思うかわからないけどさ。



現在 東京で

シャネル回顧展あり見に行ってきた。

女率95%  時代背景等の詮索なし。

ガブリエル.シャネル展 三菱一号館美術館


アパレル好きのお方が企画したっぽく、

解釈が浅く、服ジュエリーの羅列、

会場をシャネルブティック風に擬して

ハイブランド崇拝に終わっているのは残念。

副読本代わりにこんなの読んで

見に行かれる事をお勧めする、

お読みなさいませ!



帰りに名香シャネルNo.5のサンプル頂く。


普段 ベースに使っているゲランミツコと

比較して、シンプルスパイシーな香りに

驚く。

禅の境地に近い。

黒礼讃といい、

日本女性には馴染み易いブランドだと思う。

ただ、生き方はマネ出来る女は少ない。

創業者の独自性をよく配慮して

身に着けるべきかと思われ。

カネが勝負のファッションを否定し、

自己の思想性をどこまで出せているかが、

あのブランドの値打ちやったんやろ、

今はわからないけど。

ココ姉さんに友と思われるような女でありたい、

よな。叩き上げの気難しいオバハンやけどな。










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